2008年04月02日

刑務所のチャンピオン




彼女をご記憶だろうか?
以前、監獄内でのタイトルマッチに勝利してチャンピオンになると共に、刑期の短縮も勝ち取った彼女だ。
その時の相手が日本人だったことと、如何にもタイらしい胸襟の広いニュースだと言うことで日記にも書いた。


参照(要パスワード)
2007年03月16日:http://somchay.seesaa.net/article/90768322.html
2007年04月04日:http://somchay.seesaa.net/article/91580352.html
2007年06月06日:http://somchay.seesaa.net/article/91737478.html


そんな彼女の半生をハリウッドが映画化するかもしれない。
ヒットするかどうかは別にして、波乱に満ちていたであろうその生き様は
大いに人の琴線に触れることだろう。





タイの麻薬問題は、近年のタクシン氏による麻薬撲滅戦争によって激減したものの、その根は深い。氏の失脚により、一時盛り返して来てもいるが親タクシン派が政権を取ったことで、今はまた様子見をしているようだ。
かつてゴールデントライアングルで精製されていた麻薬の多くは現在、ミャンマー国境とアフガニスタンなどにその拠点が移ったと言われている。しかし、初めは海外向けだった麻薬がタイ国内でその需要を開拓して意向、未だにあとを絶たない。こういった麻薬は、日本でも普通の主婦や若者達の間などに蔓延していると言われているが、タイでは売人になることもすぐにできる。
なぜ、好景気が続いていると言われているタイでこの問題がなかなか無くならないのだろうか。一番大きな原因は、貧困問題だ。この彼女もそれが原因で麻薬の売買に手を出している。わたしの身近なところにも、長くこれに手を出していて、かなり良い家に住んでいるのがいる。彼らは運良く捕まる前に、手を洗ったそうだが。また、それとは逆に、ふと立ち寄った警察署に以前の会社で雇っていた元従業員がいたことも。聞けば、やはりカネ稼ぎのために安易に薬に手を出したそうな。

貧困問題とひと言にいっても、その問題は複雑に絡み合っている。
ご存知のようにタイは、学歴社会だ。高学歴でないといい仕事には付けないし、またコネがないと一流企業に入るのも難しいと言われている。そして、カネのない庶民は、高校に行くのがやっとだし、中学までで就職する人も少なくない。卒業して仕事を得ても、せいぜい工場などで月5000バーツくらいの月給を稼ぐのがやっとだ。最もこういった労働力を安く保つことが、現在のタイの好景気を支えている要因でもある。これ以上、賃金が上がるともはや中国と競うことは出来なくなるし、今でも価格面では太刀打ちできないために、質の向上に向けた取り組みが数年来続けられているのだ。

さて、日本人でも同じだと思うが、例え懸命に仕事をしてもわずかな休漁し還られないことなど、何年も続けられるわけがない。月5000バーツ。何年か勤めてもせいぜい1万バーツ。その内に結婚もして、家族も出来る。否、もともと両親のために仕送りをしている人がほとんどだ。そんな先の見えない生活の中で、ふと薬を売ればすぐに大金が入るなどと聞けば、心も揺れるのが人の性だ。

これまでは、教育の普及がこういった問題を解決すると思われて来た。しかし、今はその質の向上が求められていると思う。そして、誰もがその教育を受けられる環境づくりだ。広い知識と高い学識は、自らで間違った道を選ばないための最大の武器となるのだ。


・・・うまくまとめられないので、また機会を改めて・・・
posted by そむちゃい at 17:22| Comment(0) | TrackBack(0) | タイの出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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