2008年03月12日
功罪
タクシン氏は首相在職中にいったい何を成し得たのか。
この裁判で問われているのは、親族名義で所有していた会社をシンガポールの企業へ売り、その譲渡益をトンネル会社を使い脱税をしたこと。そのことにより、国家に重大な損失をもたらしたことが問われている。
タイの裁判は、その時の時流よりも権力側につく事が多いことから、今回は無罪も想定される。軍事暫定政権は、自らつかんだチャンスをみすみす逃した形になって退場していったが、もしも、彼らがもっとうまく事態を収拾し、国民の評価を得ることが出来ていたなら、タクシン氏の隠された一面にもきちんとしたメスが入っていた事だろう。
昨年末の選挙でタイ国民が親タクシン政党を選んだのは、彼が良いからと言うよりも、軍事暫定政権への失望感の方が大きい。そのことがタクシン氏の再評価へと繋がって行ったのだ。
ただ、事実氏が成し得た中で貧困層へのケアといったこれまでの政府がしてこなかったことがある。国民の多くはその辺を再評価した。
在任中は、いつまでにやり遂げると自ら期限を設けるなど、
タクシン氏は良くも悪くもビジネスマン的手法で政権を運営していた。
そのことについては、野党民主党や日本の政治家たちにもぜひ見習って欲しい手法だ。
しかし、その裏で行われた利益誘導については、国民も許しているわけではない。
罪を憎んで人を憎まず。
というよりも、軍部よりはマシ。
そういったやるせない思いでの選択もあったのは確かだ。
功と罪。
功の再評価がなされたいま、
罪についても公正な裁きがくだされることを願って止まない。
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日本では昔から本音と建前があったんですが最近のマスコミは建前だけで走っているように私は思えます。
もっともタイに関しては私は全然知りませんからコメントをする立場にはないんですが自らへ利益誘導を多少しても国民生活を少しでも豊かにしたのならそれで良しと思いますが?
正しいとか不正とかの針では動いてくれませんね。残念ながら。
どこも同じのようで…
彼の行った良いことの代表は
・地方分権
・30バーツ医療
でしょう。
ただ、南部の人には、人気がない。
津波の時「国内で出来るから支援がいらない」と言ったということや、現地に素早く行ったのはいいが人気取りのようにさっと帰ってしまったことで、さらに不信感を募らせたという感じで。
クーデターで失脚した時、何人もの南部の人が、すっきりしたようです。
「海外からの支援はいらない」という発言は、今にして思うと、けっこう正しかったのではないかと思います。内務省の働きもしっかりしていたようですし。国内の助け合いもかなりしっかりとしたもので、企業の力を使って復興住宅を造るとか、民間活力を利用して、なかなか上手にやっていたと思います。一方、海外からの多額の支援によってバブルが発生していた。たとえば、津波警報システム納入で一儲け。そのうえ、重複する船の支援のため乱獲が発生し、漁獲高が落ちるという事件も発生。
タイにも本音と建前はありますよ。
でも、日本人は本音を隠していると言いながら、
実は嫌みな形で表現してるのに対して、
タイ人はホントに本音を見せません。
見せるのは、そこに関係のない人とか、親しい人に対してのみ。
この場合も、タクシン氏に対しては本音を直接言えず、溜まりにたまったものがデモという事なり、いまに至ったように思います。
タイ人とうまく付き合うコツは、この辺をどう理解するかにかかっているとも言えるのかも知れませんね。
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♪erawanさん♪
同感ですね。
真に政権や時流に関わり無く、公正な裁きと言うのは、どこの国でも珍しいのかもしれませんね。
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♪まいける東山さん♪
実はわたし、タクシン氏が南部でなぜこれほどまでに人気がないのか原因が分かっていないんです。
弾圧がきっかけであったとしても、そこに至る原因。もちろん、勉強不足でもあるのですが。
>「海外からの支援はいらない」
この発言の直前にぴっぱらとあるNGOとの協業でイサーンの学校の校舎再建を計画し、外務省から打診して、断られていたんです。
なので、その時は驚くことは無かったです。
そして、この判断は正しいと言うのも同感です。
でも、手の届かないところがあるはずだと探し出したのが、タレノーでした。
それにしても、ああいった災害を儲けのタネにする連中は、世界中どこにでもいますね。