12月7日(日)
早朝、6時半。
予定していたより丸4日遅れての帰国となった。
出国時、スワンナプーム空港はデモ隊が占拠していた痕跡は一切見られず、また業務への影響も皆無に見えた。
乗って来たTG641には、空席もありキャンセル待ちの苦労が一体なんだったのか疑問に思えるほどだった。
10日ぶりに降り立った成田には、冬の寒風が吹いていた。
それは、タイがこれから迎える厳しい季節の到来を予期しているかのようだった。
ソムチャイ首相の失職を受けて、新たに民主党政権が発足した。
タイの民主党は、日本と違って歴史もある老舗だ。
かつてのアジア通貨危機の際も政権を担当していたのだが、
その苦境を乗り切る寸前にタクシン氏に政権を奪われてしまった。
そのことは、まるでタクシン氏によってアジア通貨危機を乗り切ったかのような喧伝に利用され、今に続く人気の基盤となっている。
今回も非常に難しい情勢で政権についた民主党だが、
状況は世界金融危機と相まって更に悪いのは明らかだ。
また、国王の近況にも余談を許されなくなっている状況も加わる。
タクシン派によるPADバリのデモ行動も早速起きている。
どのような舵取りをするのか。
タイ人だけではなく、世界中が注目している。
2008年12月15日
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